入院から二度の転院 ③

やっと病名がわかる。

しかし、いざ先生と話をしたら悪性リンパ腫白血病の疑いがある。骨髄検査(マルク)をして、悪性リンパ腫だった場合はまだ余裕があるが、もし白血病だった場合は治療設備がしっかり整った病院へ明日すぐに転院して下さいと言われました。

先生と話しても尚、自分が悪性リンパ腫だとか白血病のわけがないし、そもそも悪性リンパ腫とか白血病ってもっと重篤の状態になるんじゃないの?と思っていました。(しんどいながらも意識などはしっかりしていたので)

骨髄検査を終え、しばらくベッドで安静にしていたら、まず両親だけが先生に呼ばれ、それでなんとなく悟りました。

そして先生が検査の結果、急性リンパ性白血病ですと伝えにきました。

正直、あ〜まだ若いのに死んでしまうのか...と酷く絶望しました。だが、先生が今は白血病も治せる病気なんだよと言ってくださり、早く転院して治療がしたいと思うようになりました。

しかし、翌日転院するはずが、転院先のベッドの空きがないので2日程待たなければならなくなり、この2日間がとても辛い2日間でした。

転院時の検査では白血球数2万だったのが、2日後には8万まで急速に増え、呼吸もできなくて酸素マスクもつけていました。白血球数を減らすステロイドの点滴もしましたが、これは全く効果なしでした。



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実はこの2日間のことはあまり覚えていません。とにかく辛かったです。早く転院して治療を受けたいと言う気持ちと、転院する前に死んでしまうのではないかという不安。夜も寝てしまったら朝を迎えることができないのではないかという恐怖。とにかく不安と恐怖でいっぱいでした。

しかし、何とか2日間を乗り越え、2013年9月2日の朝、救急車に乗って転院先の病院へ無事転院することができました。



これで「入院から二度の転院編」は終わりです。次回からは今までの抗がん剤治療について書いていこうかと思います。