発症から二度の転院 ①

息を吸うと肺が痛い。

誰かに言うわけでもなく、寝れば治るだろう程度の痛みでした。しかし、3日後に急に痛みが強くなり、息ができない程になりました。さすがに黙ってはいられず、親に言いました。

実は大学が実家から離れていて、不幸中の幸い、帰省中に異常が出ました。もし下宿先で発症していたら野垂れ死んでいたかもしれません。

最初は市立病院の救急外来でレントゲンとCTを撮りました。結果は感染症かウィルスではないかと診断され、痛み止めを処方してもらいました。

しかし、次の日の朝に電話があり、しっかりとレントゲンとCTを見た結果、脾臓に炎症か血栓ができていると診断され、とりあえず様子見で3日程入院してみることになったのです。

てっきり肺が痛いと思っていて、自分でも肺気胸や肺炎の類いだろうと考えていたので、肺のすぐ下の脾臓が腫れているとは思いもしませんでした。と言うかまず脾臓という臓器すら知りませんでした。

この時はまさか白血病だとは思いもしませんでしたし、ここから長い入院生活が始まるとも知らずに、初めての入院に少しワクワクしていたのを覚えています。(2013年8月19日)

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続く...